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ハードフロアーコースの紹介

  • 今さら勉強することなど、ないでしょ?

    ハードフロアーの学習、と聞いて、多くの方の反応です。

    「私は30年以上床清掃をやってきた。だから何でもわかっている」そんな声も聞こえてきます。
    あるいは「アメリカから学んだUHS方式でバッチリ完璧だ」と言われる方もおられます。

    日本においては、床メンテナンスの情報の多くはケミカルメーカーや資機材販売店からもたらされてきました。

    情報をもたらすとき、彼らは自分の利益につながるように話をもってきたことは当然と言えば当然のことです。

    しかし、じつはそこに大きな矛盾が生じているいることに皆さんもうすうす気づいておられることでしょう。

    日本においては資機材販売に左右されない「中立的立場」から「体系的に」床メンテナンスを学ぶ仕組みがありませんでした。

    さらに言えば床材は欧州や米国発祥のものが多いのですが、その地において開発されたメンテナンス手法が正しく日本社会に伝えられているのか、かなりアヤシイところがあります。

    つまり、日本において当たり前だと思っているメンテナンス手法は日本だけで広まったもので、欧米基準で見るとトンデモの内容である可能性を否定できません。

    また、床材も新規のものが開発されているのはもちろん、見たことも聞いたこともない輸入ものが大量に出回りはじめています。

    FCTコースではそうした床材に関する基礎知識、見分け方などなどにはじまり、グローバルスタンダードでどのようなことが教えられているのか「体系的に」学習します。

    参加者からは「目からうろこが落ちた」「知らないことが多すぎた」などの声が多く寄せられ、私たちインストラクターもそうした声をささえに講習会を熱い中身にしようと頑張っております。

  • カリキュラムとコースの特徴

    カリキュラム
    *床下の構造 コンクリートの成り立ち 湿気の測定など
    *各種床材の見極め 石材 木材 リノリュウム 各種塩ビなど
    *花崗岩と大理石を磨いて光沢を上げるミニ演習
    *リノリュウムとコンポジションタイルを磨いて光沢を上げるミニ演習
    *酸とアルカリの基礎知識 
    *洗剤の基礎知識 界面活性剤の役割など
    *樹脂ワックスの成り立ち基礎知識 値段のちがう理由など
    *清掃機械の仕組みと有効な使用方法 最新の機械の動向など
    *パッドの種類と使い分け方法
    *最新パッドの動向と紹介 ダイヤモンドパッド ノンケミカルパッドなど
    *自動車塗装の「ぼかし」手法を応用したワックス補修のやり方ミニ演習
    *各種塩ビ床材に傷を付け、補修をおこなうミニ演習
    *剥離作業の基礎知識 失敗しない剥離剤選択 養生方法など
    コースの特徴
    *実際の作業をおこなっている動画や写真をふんだんに用意 DVDでお渡しします
    *ワークショップの時間を多くとり、各種床材を自分の手でさわって、その結果を目にします
    *床材をマイクロスコープで覗いて特徴を知り、補修の方法を考えます
    *最新の資機材を知り、そのメリット・デメリットを紹介します
    *床メンテナンスのみならず、全体の清掃コスト削減とオーナーへのアピール手法を考えます

ミニ演習でコンポジタイルを磨く

  • 画像をご覧ください。フツーのコンポジタイルです。○で囲んだ範囲を思いつくあるあらゆる資材を動員して徹底的に磨いたらどこまでイケるかを確かめてみました。磨いた本人がビックリです。
    完璧な鏡面仕上げとなり、顔が映ります。ワックスを塗ったのじゃないか?ですか?いっさいワックスは塗っていません。ただ、磨いたでけです。
    リアル現場ではここまで光沢を上げる必要はありません。磨いて光沢度45程度にしておいて、ワックスを1層塗れば光沢度は55、2層塗れば65、3層塗れば70以上いきます。
    新規現場ではコンポジタイルはチョイ洗いでワックスを塗るのですが、2層、3層程度では光沢度も30止まりとなってしまいます。そのときに前もって研削・研磨をかけることで、大幅に美観は向上します。
    ワックスを少量で済ますことができればコスト削減につながりますし、今後も厚塗りにならないよう管理すれば剥離期間も引き延ばすことができます。コンポジタイルは塗る前に磨け、ということです。既存現場なら、剥離がチャンスです。剥離作業を実施したときにもうあと2工程程度入れて磨いてやりましょう。講習会ではミニ演習で習得していきます。

なぜコンポジタイルは光るのか?

  • コンポジものを磨くとなぜこんなに光沢が発現しやすいのか?その疑問にお答えするのがマイクロスコープを使っての観察写真です。粒々が見えていますが、これは全部石灰石です。ビニール系の床材に石?!ですね。じつはコンポジものは体積の7割が石灰石なのです。石は磨けば光ります。コースでは実際に本石を磨いて光沢を上げることを体験する時間もありますが、コンポジ床材も、また、その上に塗られた樹脂ワックスも磨くことで光沢を発現します。樹脂ワックスをひたすら塗ることですべての問題を解決しようとしてきた(結局、黒くして剥離ですね)日本の清掃業界ですが、IICRC基準では塗らずに「磨く」ことが教えられます。磨くのもすべて高速バフばかりでなく、低速ポリッシャーでも資材を選べば磨けます。本当に正しいメンテナンス手法とは何かを学びましょう。

リノリゥム床材の中身を知る

  • 写真はリノリュウム床材をマイクロスコープで観察したものです。特徴的に見えるものは「木材の小片」です。リノリュウム床材は天然素材で出来ています。その素材のひとつが木材です。木材は洗剤にさらされると水分を吸い込んで膨張します(ごくアタリマエの現象ですね)。洗浄したら「ささくれた」感触になってしまう大きな理由だと推測できます。また、その洗剤が強いアルカリ成分を含んでいれば木片や基布の麻のタンニン成分を溶解させて沁みだし、他の素材を黄色や茶色に変色(着色)させます。リノリュウム床材は要注意と言われるのですが、その理由がわからないまま、あるいは本当に正しいやり方がわからないまま作業を行ってきたのではないでしょうか?床の素材が何か、対策は何か、不明のままで作業を行ったのでは失敗します。コースでは素材の見極めとその対策を徹底的に学習します。

ミニ演習でリノリゥムも磨く

  • さて、新品のリノリュウム床材を4工程かけて磨いてみました(磨くのにはちょっとコツがいるのですが)。リノリュウムは「素」のままでは光沢度5くらいですが、磨くと写真のように60台まで行ってしまいます。これでワックスは一切塗っていません。
    キツネにつままれたような感じ!?ですか?こういうことなので、むやみにワックスを塗りまくって、あげくの果てにまっ黒にして「また剥離」ではいけないのです。
    リノリュウムに剥離剤を撒いて変色・退色を招いて大失敗・・・こうした事例はあとをたちません。
    もちろん防汚対策、耐摩耗対策のため、重歩行部分に樹脂ワックスを塗ることは必要ですが、それとても限定的で良いはずです(全面塗ってしまえば、亜麻仁油の抗菌効果に「ふた」をすることになります)。塗った部分も未塗布の部分も全体を磨けばかなり光沢度を合わせることができるのでむやみに全面塗る必要はありません。ワックスを再塗布する時は傷んだ部分だけ洗いながら磨く、ミニ演習でそんな手法についての糸口がつかめるはずです。

ワックスの「秘密」?

  • ありがちな状況ですね

    大型モールの中に入っているテナント店舗です。たくさんのきらびやかなお店に囲まれているのですが、これでは寂しいかぎりです。こうなってしまう原因は①洗浄不足②汚水処理不足③歩行のない什器フチへのワックスの塗り重ね、などが考えられますが、ワックスそのものにも原因がある可能性が高いと見ます。ケミカルメーカーはさまざまなブランドを製造し「どれもすばらしいパフォーマンス」をうたいますが「真実」をなかなか伝えてはくれません。塗ればピカピカ、オーナーはよろこんでお金を払ってくれる・・・しかし、時間の経過とともに写真のようになってしまったら「また剥離」ですね。あなたが元請、中請の立場なら大損のはずです。ワックスの「価格差」のウラには何がひそんでいるのか?その秘密をのぞいてみましょう。

正しい作業を学ぶ

  • 正しい作業を学ぶ1

  • 本当にマジかよ?!ですね

    この動画はまちがいなくワックスを塗っているところです。ベテランのあなたからはブーイング、「もっとまじめにきちんと塗れよ!」ではないでしょうか?ワックスを隅から隅までムラなく、欠けなく塗るのが正しいとされてきたのが業界の常識でした。しかし、私たちの検証と実践の結果、この塗り方(自動車塗装のボカシ技術を応用します)が「正解」なのです。コースではミニ演習を通じてその理由と実技をお伝えします。

  • 正しい作業を学ぶ2

  • ここで問題です

    剥離したのち、10日に1回程度バフ作業をおこなってきた床です。15か月経過し、今朝も10日ぶりにバフ作業を入れると・・・50台まで回復しましたが・・・ここで少々イジってみました。そのあともう一度バフを入れると・・・何と、70前後まで光沢度があがっています。ここで問題です。はたして今回ワックスは塗ったのでしょうか?ですが、実は塗っていません。原理と実務をお伝えします。

  • 新しい資機材を学ぶ

  • 角型振動スクラバーです

    角型振動スクラバーがこの数年で日本にも紹介されるようになりました。使うとどんなメリットがあるのか、実感がわかない方も多いと思われます。しかし、一度その効果を知ればまったく新しい世界が広がります。動画は剥離現場で稼働しているところです。剥離剤も規定倍率10倍のところ20~30倍で実施しています。パッドとの組み合わせで十分剥離可能です。

月刊「ビルクリーニング」に連載された記事・動画です

  • 2017年6月号の記事要約

    2016年11月号から2017年6月号まで、8回にわたってインストラクター吉廣の記事「最新パッドの研究」が掲載されました。
    右側の動画は最終6月号の関連動画で、you tubeにアップされているものです。
    この号ではワックス補修にあたって最新パッドを使用すればどのような効果があるのかを解説しています。
    要点は塗った、塗らなかったの格差もポリッシャーで磨けばほとんど目立たなくなるということです。
    この上にある「本当にマジかよ?!」動画が実際の現場で応用したものです。

  • you tubeにアップされた動画